こどもの頃のランドセルや自転車って何色でしたか。
「青!」とか「赤!」とか、
あのころ好きだった色をパッと選んでいたのではないでしょうか。
おとなになってからは、
色を選んできた経験が豊富なので、
似合う色や、流行りの色、無難な色といったかんじで、
意図して色をえらんでいることがおおいのないでしょうか。
県外に住んでいる6歳の小学生の女の子へのスワッグのご注文があり、
そのとき、
「ランドセルの色がラベンダーなので、
やさしいラベンダーカラーがあればいれてください」
と聞いてハッとしたのでした。
たぶん女の子は、ラベンダー色を心からきれいだなあとおもっていて、
もらったお花にその色が入っているだけで、とても喜ぶだろうなあと。
周囲の目線や、選んだ理由などは
そこにはなくて、ただきれいだなあという
感覚でえらんだラベンダー色なのではと。
そんなことをイメージしながらずっとラベンダー色を楽しめる
スワッグを束ねました。
おとなになってからも、すきな色えらびをしてる方も
たくさんいるとおもいますが、
あれこれ考えすぎてしまう方は、こどもの頃に自分で選んだものの、
色や形を思い出してみると、自分が美しいと心から感じられる色や
自分なりのものさしのようなものをみつけられるかもしれません。
選べる環境があったことに感謝ですね。