三代目啓一です。こどもの創造力。わかっていたけどやっぱりすごいなあ、という話。昨日は近くのこども園でフラワーアレンジメント教室。子どもたちにものびのびと自由に表現してもらえる機会をつくってあげたいと副園長先生よりご相談をいただいたのがきっかけ。自由にのびのびつくってもらいながらも、創作の楽しさが深く刻まれる時間にしてあげたい、教室に入った瞬間に創作意欲が高まる空間をデザインしてあげたい、と当日までスタッフたちで作戦会議しました。そして当日。
こども園の教室に入るとホワイトボードには「ふらわぁあれんじめんと」の案内の文字が。
壁を眺めると、習字や絵、茶道体験をした時の模様が掲出。広い園庭で体を動かすこと以外にも豊かな体験をしてるんだなあと思いました。
本日花を入れる器はなんとこどもたちの手作り。牛乳パックで作ったオリジナル花器!なんと素晴らしいクオリティ。欲しいなあ・・。縦型にするか横型にするかもこどもたちが選びます。少数派だった横型、選んだこどもたちの作品への企みを見たくなる自分。
今回使用する花は、バラ、カーネーション、マーガレット、アネモネ、スターチス、桃の木、かすみ草、スイトピー、ガーベラ、スプレー菊、デルフィニューム、、あと意表をつく感じでしれっとゼンマイを入れてみた。(使ってくれるかなぁ^^)
今日はこの中から好きな花を8本選びアレンジメント作りにチャレンジ。これだけたくさん花の種類があるから、花選びからこどもたちの創作スイッチがはいります。
本日の講師、花工房あげたけの福井からそれぞれの花について紹介したあと、真剣な表情で花選びをするこどもたち。何を考えながら花を選んでいるか。考えただけで興味深くありませんか?
選んだ花は「お話」を作る感覚で器にいけこんでもらう設定にしました。「写真撮影」というテーマで世界観を作り込む子や、「結婚式」というテーマで花を新郎新婦にみたてて作る子も。テーマが自由だから、みんな「何つくろう?」と今までの自分の知識や体験に問いかけているような表情をみせてくれます。そして正解のない制作だから、思いっきり自由に花を入れていく、花を入れたあとは、自信にあふれるいい表情をする子どもも。みている方も清々しいっ。
こどもたちの作った作品を見せてもらいながら質問を投げかけてみます。「どの花が主役?』「この青いやつ。一番高いとこにした。空とつながるけ。」「一番どこを工夫したの?」「細かくつくるところ。この下のところとかオアシスが見えんようにしたいけ」「このかすみ草ええなあ」「ニヤニヤ、お母さんが好きだにぃ、ええだら、ニヤニヤ」自分が思うように作る。いっぽうで見る人にとって美しいようにと考えてつくる。かっこいいものを作るんじゃなくてお母さんのために作る。やはりこどもたちはやってくれた。今回はあえてこども向けという設定なしにしました。ホンモノの花の美しさや香りに触れて欲しかったし、こどもたちが本気でつくる作品をどうしても見たかったから。
最後はみんなで互いに作品を見て、みんなと自分の個性を確認。「みんなばらばらでいい」と言わんばかりのフラワーアレンジメントが並ぶ姿に子どもたちの可能性・創造力を育んであげたいという気持ちがメラメラとわきたつのでした。ということで、花工房あげたけの運営する学校「コンパス」で創造力をテーマにした塾を企画してるところです。多様性だったり、全体から考えること、個性を大切にすることなどを、花を触ったり、何かをつくりながら、こどもたちとともに考え続けていけるような町の塾にできたら面白いなあ。いやー子どもたちから本当に色々学びました、何者になるのでもなく、自分を表現しきったいい顔をする子どもたちに。花屋のおっちゃんもがんばるでー!